ガソリン代は、ガソリンの単価、前回給油してからの走行距離、車の燃費の3つがわかれば1円単位で計算できます。
友人に車を出してもらったときガソリン代がいくらか迷っても、計算式がわかれば適切な金額を渡せます。
すぐにガソリン代を計算したい人は以下のツールをご利用ください。
ガソリン代の計算式と考え方
ガソリン代は、最初に走行距離に対して何Lの燃料を使うかを出し、その使用量にガソリン単価を掛けて算出します。
カタログ燃費をそのまま使えば安く見積もりすぎることになり、ガソリン単価を固定すれば時期によってズレが出ます。
実際には自分の車の燃費がはっきりしないこともあるため、正確な計算式といっしょに1km走るのにいくらかかるかの目安も知っておくと便利です。
基本の計算式は距離 ÷ 燃費 × ガソリン単価
ガソリン代を割り勘する時や交通費の経費計算をおこなうときは以下の計算式が基本になります。
走行距離(km)÷燃費(km/L)×ガソリン単価(円/L)=ガソリン代(円)
たとえば、片道30kmの通勤を燃費15km/Lの車で走りレギュラーが170円/Lだとすると、片道分は30÷15×170=340円となり、往復なら680円です。
この式では最初にガソリンを何リットル使うかを計算して、そのあとに1リットルあたりの単価をかけます。
距離が長いほど、または燃費が悪いほど、ガソリン代は高くなります。
車の使い道として市街地中心なのか、高速道路を多用するのかによって実際の燃費は変わるため、カタログ燃費よりもその都度実燃費を計算したほうが正確なガソリン代を計算できます。
ガソリン代を割り勘するなら、上記で算出された答えを人数で割ってください。
燃費がわからないときの調べ方

もっとも正確で実態に近い数値を出したいときは、満タン法で自分の車を実際に測るのが確実です。
- ガソリンを満タンにする
- トリップメーターをリセットする
- 次の給油時にふたたび満タンにする
トリップメーターの走行距離を、給油したガソリンの量で割れば実燃費を計算できます。
たとえば走行距離が350kmで給油量が28Lなら、350÷28で実燃費は12.5km/Lです。
燃費を手軽に知りたいだけなら、車のメーター内にある平均燃費表示を見る方法もあります。
最近の車であればインパネやマルチインフォメーションディスプレイに「km/L」で表示されているので、自分で計算しなくてもおおよその燃費を把握できます。
燃費がわからないときに使える1kmあたりのガソリン代の目安
自分の車の燃費を調べるのが面倒なときは、1km走るのにいくらかかるかのキロ単価を出しておき、走った距離をかければガソリン代を計算できます。
政府統計ポータルサイトに掲載されているデータをもとに、車種別の実燃費からレギュラー170円/Lで算出した1kmあたりのガソリン代は以下のとおりです。
| 車種 | 実燃費 | 1kmあたり |
|---|---|---|
| 軽自動車 | 約15.2km/L | 約11.2円 |
| 小型車 | 約12.3km/L | 約13.8円 |
| 普通車 | 約9.6km/L | 約17.7円 |
| ハイブリッド車 | 約16.4km/L | 約10.4円 |
1kmあたりのガソリン代を覚えておけば、スマホのナビアプリで目的地までの距離が分かれば即座に総走行距離のガソリン代を計算できます。
たとえば、1kmあたりのガソリン代が17.7円の普通車に乗って片道50kmを走るなら、50km×17.7円=885円であることが分かります。
通勤にかかるガソリン代の会社から支給される交通費の計算
車を通勤や業務で使う人にとって、ガソリン代の計算は毎月の家計管理や交通費申請、経費精算の基準になる作業です。
個人事業主やフリーランスなら、確定申告で使うデータにもなり納税額にも関わるため、曖昧な感覚で済ませず走行距離や出勤日数をもとに正しく計算しましょう。
通勤のガソリン代は往復距離・実燃費・出勤日数で計算する
通勤にかかるガソリン代は、往復の距離から必要なガソリン量を算出し、単価と出勤日数をかけるだけです。
片道の距離×2÷燃費× ガソリン単価×月の出勤日数=1か月のガソリン代
たとえば片道の通勤距離が15km、実燃費が12.3km/L、ガソリン単価が170円/L、1か月の出勤日数が20日の場合は以下のようになります。
15×2÷12.3×170×20=約8,293円
ただし、通勤ルートの燃費は普段の平均燃費と必ずしも一致するとは限りません。
通勤は時間帯が決まっているため、曜日によって朝夕の渋滞にハマってしまえば燃費は落ちますし、信号で待つことが少なければ逆に良くなります。
正確にガソリン代を出したいなら、通勤ルートだけのトリップメーターを1週間ほど記録し燃費を計算するのがもっとも実態に近い数字といえます。
毎月のガソリン代がわかると、車検や保険、自動車税なども含めた毎月の維持費が気になることも。
カーリースなら車検代や税金は月額料金に含まれているため、ガソリン代を足すだけで車にかかる毎月の支出が把握できます。
会社に申請する交通費は規定の燃費と単価で計算する
会社に車通勤の交通費を申請する場合、実際のガソリン代がそのまま支給されるわけではありません。
一般的には、車の実燃費ではなく会社が定めた燃費と単価をもとに、1kmあたりの支給額を決めて算出しています。
交通費の基準となる数値は就業規則や社内規定で定められており、全国一律のルールがあるわけではありません。
燃費や単価を決める基準としては以下の例があります。
| 燃費 | 車種にかかわらず一律で15km/Lとする |
| 単価 | ガソリンの全国平均価格を採用し、半期に1回単価を見直す |
燃費の悪い車で通勤すると会社の基準燃費を実際の燃費が下回ってしまい、交通費として支給される金額より実際のガソリン代が高くつく事態も考えられます。
とはいえ会社の規定を変えることは難しいので、ガソリン代を抑えるなら通勤車の買い替えやカーリースなどを検討するのも一つの方法です。
確定申告でのガソリン代は家事按分で事業分だけ経費計上する
個人事業主やフリーランスの人が同じ車を仕事と私用で使っているなら、家事按分によって仕事で使った分のガソリン代を経費として計上できます。
家事按分とは仕事分と私用分を一定の割合で分ける処理のことです。
家事按分で使いやすい方法は走行距離から割合を出すやり方で、月間の走行距離が1,000kmとして仕事で走った距離が600kmなら、事業使用割合は60%になり月のガソリン代のうち6割を経費にできます。
日数で分ける方法もあり、1週間のうち5日を仕事で使い2日を私用で使っている人は、5日÷7日=約71%を事業用として経費計上します。
家事按分を使うときは、税務署に根拠を示せるようレシートや領収書を残しておきましょう。
仕事で車を使った日付、行き先、走行距離も記録しておけば、税務調査で確認を求められたときに説明しやすくなります。
車を相乗りするときのガソリン代の割り勘方法
車出しの割り勘は、ガソリン代だけで済ませず高速代や駐車場代まで含めた実費を基準に決めておくと、後で食い違いが起こりません。
遠方のイベントや出張では、帰りに高速料金や駐車場代も足して計算する形になりがちなので、出発前に計算方法を共有しておいたほうが話が早いです。
ただし、走行距離が増えるとタイヤやオイルなどが消耗し整備や交換に費用がかかり、ガソリン代だけで割ると車を出した人が損することに。
同乗者として端数を切り上げて渡す、帰りのコーヒー代を出すなどの気遣いがあると、次回も気持ちよく車を出してもらえるでしょう。
ガソリン代・高速代・駐車場代をまとめた割り勘の計算方法
高速代を含めた1人あたりの負担額は、ガソリン代と高速料金を合算してから人数で割ります。
(往復の距離÷燃費×ガソリン単価+高速料金+駐車場代)÷人数
高速料金はETC割引(休日割引・深夜割引など)の適用で3割ほど変わることがあるため、割り勘の前にNEXCOの検索サイトで正確な金額を確認してください。
たとえば東京から箱根まで片道約90km、燃費12km/Lの車でガソリン170円/Lとした場合、往復のガソリン代は180km÷12km/L×170円=約2,550円。
高速代はETC利用で片道約2,000円×往復=4,000円で合計6,550円です。
4人なら1人あたり約1,638円で、100円単位に切り上げて1,700円を集めれば端数で揉めることもありません。
